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よがらし日々迷走記

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国枝史郎


「好きな作家は?」と聞かれたら、海外ではJ・G・バラード、マイクル・ムアコック、日本では半村良、都筑道夫、国枝史郎と答えるようにしている。あんまり一貫性がないようにも見えるけど、まあしかたない。

 都筑さんは文章がとにかくうまい。バラードは不思議な終末観が大好物。で、あとの3人に共通しているのは、伝奇的要素になるかな。 ムアコックは伝奇だよね~、という話はおくとして。

 10数年前、実家を処分するときに、蔵書や大量のガンプラなんかも処分したわけだけど、このへんの作品はけっこう久喜にもってきた。で、こないだ、なにかを探していたら、ついでにこれが発掘されたわけです。

ks01.jpg

 国枝史郎伝奇文庫@講談社。 全28巻、ぜんぶ買ったけど、持ってきたのはそのうち代表作と思われるこの9冊だったらしい(発掘もれの可能性もあり)。

『神州纐纈城』上下、『蔦葛木曽梯』上中下、『あさひの鎧』上下、『八ヶ岳の魔神』、短編集『怪しの館』。

 たしか、最初に国枝史郎を読んだのは、たぶん桃源社から出ていたハードカバー版『神州纐纈城』だったと思う。

 当時の桃源社は押川春浪の『海底軍艦』とか、海野十三『火星兵団』『地球盗難』とか、そうだ、都築さんのなめくじ長屋シリーズも、最初は桃源社だったかも。つまり、好物の作品ばっかり出してた出版社だったのです。

 それで、『纐纈城』を読んですげーなと思って、同じ神州つながり(笑)で吉川英治の『神州天馬侠』を読んだりしていたら、そのうち講談社が、横尾忠則のカバーデザインでこの文庫を出したもんだから、もちろん全巻買ったという、そーいう作品群。

 ちらっと読んだんだけど、やっぱりすげーですよ。ほんとに。

 いまはすべて絶版なのかな? とにかく、古書店でしか入手できないみたいですが、見つけたらすくなくとも1作品は読まないと。人生観が変わっちゃうほどインパクトのある作品群ですから。

 あと、青空文庫でもけっこう読めるようで。でも、これは紙媒体で読みたいよねー。
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コメント

どうもごぶさたです。

横順さんの紹介が先だったのか、桃源社が先だったのか、微妙ですがこのころ国枝史郎をはじめとする一群の作品群が、日の目を見たんですよね。あと、教養文庫もあったかな。

青空文庫には、蘭郁二郎の作品も何本か掲載されているようですよ。押川春浪は意外なくらいすくないかな。

  • 2011/06/06(月) 17:08:56 |
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  • よが #-
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どうも御無沙汰です

桃源社!いゃ~懐かしいですねぇ~
香山滋や蘭郁二郎、小栗虫太郎、橘外男なんてところもありました
これがきっかけになって戦前の「変格派」の紹介が進んだように
思います。
(香山や海野は全集が小栗や橘外男は代表的作品が文庫化されたり)
ただその中で蘭郁二郎だけはその後も紹介がさして進まずこの後に出版されたのは
桃源社の「地底大陸」と一部、収録作がダブル「火星の魔術師」(国書刊行会)だけなのは寂しい限りです
「百万の目撃者」や「成層圏紳士」など埋もれている代表作はまだまだあるように思うのですが・・・

  • 2011/06/06(月) 16:50:16 |
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