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よがらし日々迷走記

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『深海獣雷牙』


 きょうも締切に追われて書けなかったシリーズ。その3。

 前作『深海獣レイゴー』につづいての林家しん平監督作品。

 しん平師匠はもう『落語物語』にシフトしているけど、正直にいおう。

 師匠に50億、いや15億でいいからわたして、リアル怪獣映画をつくらせるタニマチはいないもんだろうか。つか、ねえ、東宝さん。

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キングレコード 3990円

 そのくらい、センスはいいと思うのです。アマチュアの域は完全にこえてるし。ただ、遊んでいるぶん、プロ・レベルかっていうと、微妙なところは多々ありますが。

 だからこそ、メジャーでやらせてみたいというか、見てみたいんだよね。 一方で、プロの制約のなかで、どこまでつくれるかというか。そのくらい、イメージがふくらむ作品には、なってるです。

 正直いうと、作品をつくるという熱意や、怪獣の描き方という部分では、はっきりいって『レイゴー』のほうが上。雷牙って、浅草を襲う理由がないし。

 いや、『MM9』 のシッポンみたいな(笑)理由が、もしかするとあるのかもしれないけど。マーキングのシーンは、もろにシッポンを思いだしちゃったもんね。もちろん、シッポンが雷牙をまねてるわけですが。

 逆にいうと、『レイゴー』はそれだけよくできてたってことだよね。これをメジャーでリメイクっていうのが、いちばん見たいかも。

 どうしても『レイゴー』と対比して見ちゃうわけだけど、『雷牙』 は劇場公開2作めということか、余裕は感じられた。だけど、そのぶん、よぶんなものがいっぱいあったにもたしか。

 端的にいって、4本柱という「深海怪獣」「アイドル」「親父」「浅草」 のうち、アイドルはおさまりきらなかった。この部分はほとんど痛いだけといっていいでしょう。

 つか、娘たちをフューチャーする必要はなかった。ここ、無理やりだった。

 ちなみに、たとえば馬風のあの与太話(笑)を聞いたのは、20年ぶりくらいだったし、噺家が出てくる部分は「資料映像」としても(笑)貴重じゃないかと思う。だから、こういうのはよぶんとは思わない。

 このへん、なにがよぶんか、余裕かは、判断がわかれると思うけど、そういうものもふくめてしん平監督の世界だから、これはこれでいい。

 でも、だからこそ……しん平というクリエイターの世界があるからこそ、これをメジャーでやってもらいたいんだよねー。

 反面……

 そういうわけで、この作品では、怪獣はドラマと完全に乖離しちゃってて、極端にいうと出てこなくてもいい(笑)んだよね。ここが問題。

 いま、怪獣映画をつくるなら、怪獣が出てくる必然性というか、なぜ出現したかという説明は、ないとまずいと思う。それがなかったのは残念であります。

 それでも、クライマックスのどんでん返しはうまかったし。 このへんがセンスのよさなんだよねー。

 あと、J隊(?) の兵器の描き方には、かなり違和感があったものの、ギャグ+低予算ということでしかたないでしょ。あのF-15を見てると、かなり痛かったけど。

 あー、50億ないし15億かけた、しん平作品を見たいぞ。
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