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よがらし日々迷走記

『光瀬龍 SF作家の曳航』


 つい先日知って、速攻で買って、まだぜんぶは読んでないんだけど。

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『光瀬龍 SF作家の曳航』ラピュータ刊 大橋博之責任編集 2400円

 光瀬さんの没後10年メモリアルということで、命日の7月7日に刊行されたそうだ。ぬかった。知ってれば予約したものを。さいわい、初版が手にはいったからよかったものの。

 いやもうこの本はすごいっす。第一。アマチュア時代の習作をふくめ、書籍未収録短編が復刻されている。第二。キャナルの主要刊行物をはじめ、膨大な資料を丹念に集めて、年代順に編纂している。第三。私の知らない情報もはいってる。

 1はまあおくとして、2はすごいのひと言だ。光瀬さんが『キャナリアン』(東キャナル市民の会の正会報)に寄稿したエッセイとか、『東キャナル年鑑』(同正会誌)の文章とか、このへんまで網羅しているとは思わなかった。もしかして、会員だったとか?そうじゃないのは、なかを読めばわかりますけど。(^^ゞ

 3はまあ、私の知らないこともいっぱいあるから、そう不思議でもないけど、奥さんは高校教師時代の教え子だとばっかり思ってた。考えてみれば、年齢が微妙にあわないよね。(^^;

 欲をいえば、とりあげてもいいのにと思った情報がはいってないのも、かなりある。たとえば、三好京三さんのことは避けてとおれない話だと思うし(ぜんぶ読んだわけじゃないんで、書いてあるかもしれないけど)、今日泊さんの名前もない。

 口絵の「レーシングカー」の写真は、もしかすると今日泊さんの家じゃないかと思うんだよね。 このキットが今日泊さんの家にあったのは、実際に見てるし。

 飛行機……とくに二式大艇の話もないし、プラモデルも。

 このへん、エッセイにはなかったとしても、解題のなかで紹介できれば、もっとよかったはずですが。

 とはいえ、とくに若い時代の光瀬さん像というのは、これまでキャナルの人間くらいしか知らなかったわけで、それをここまで掘りおこした大橋博之さんはおみごとです。とくに編集は、編集者がうらやましがる仕事でした。

 こういう本をつくってくれたことに感謝したいですよ。ラピュータの松永さんにも感謝。

 ひとつ、くやしいのは、これを編集したのがキャナルの人間じゃないってこと(笑)。

 そういや、3年くらい前、永瀬先生に「光瀬さんの評伝を編集するのは、よがちゃんしかいないだろう」と、いわれたのを思いだしたぞ。いましたよここに。大橋さんが。

 どういう人なのか、すごく興味がありますが、そのうちお会いすることもあるでしょう。早ければ来年のTOKONあたりで。

#それにしても、光瀬さんが亡くなって、もう10年たったんだ。 光陰矢のごとしであり
  ます。

#そういや、この本の存在を教えてくれたのは「リーミン」さんなんだよな。これも因縁
  っぽいかも。

#そうか。なぜこれほど興奮するのかと思ったら、この本には、わしの20代前半の歴
  史もつまってるんだ。『キャナリアン』をまた読む日がくるとは思わなかったもんな。
  やっぱり同人誌はつくっとくもんです。はい。
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コメント

大橋博之さま、はじめまして。

TOKONで、ぜひお会いしましょう。このブログのプロフィール欄にあるアドレスに、ご連絡いただければさいわいです。

  • 2009/12/26(土) 10:35:39 |
  • URL |
  • よが #-
  • [ 編集 ]

たまたま、検索していて紹介して頂いているのを知りました。
ありがとうございます。
光瀬先生のエッセイを並べたら自伝になるじゃん、とひらめいた瞬間が一番、楽しかったですね。後の作業はそれを並べるだけ。泣く泣く削ったものも多かったです。
では、TOKONでお会いしましょう(企画はやらないけど)。
あと、宮野さんは悪くはないですよ。

  • 2009/12/25(金) 21:02:00 |
  • URL |
  • 大橋 博之 #Jrd7vdWA
  • [ 編集 ]

三好京三さんのくだり、読みました。ここの部分、読みとばしていたようです。(^^;

宮野さんって、光瀬さんのペンネームの由来を書いちゃった人ですよね。なぜご本人がいやがっていたことを暴くのか、私には理解できません。

  • 2009/08/16(日) 09:27:52 |
  • URL |
  • よが #-
  • [ 編集 ]

追伸
三好京三先生は第二章「青年の頃ー意欲と情熱だけを抱いて彷徨う」に入っている「見果てぬ夢をーロン先生の青春記」の(23)に先生自身の文がありまたP143の解題に三好京三氏自身の「早春の記憶」から引用して補足記事があります

私はお役にたてなかったのですが、大橋康一氏や石田純一氏をはじめとした、会員諸氏が協力されたようです
あとこの本がきっかけで評論「阿修羅王はなぜ少女か」を書かれた宮野由梨香さんとご縁ができて先日、キャナルの例会にこられたのですがその席上で貴兄のはなしが出、宮野さんがお話しを伺いたいと言われていました

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