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よがらし日々迷走記

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『スラムドッグ$ミリオネア』


 見てきた。公式サイトはこちら

 まず……イギリス映画だからしょーがないんだけど、うすうす。題材的に、どうしてもインド映画(ボリウッド映画?)をイメージしちゃうから、すべてにおいて薄い。

 これでアカデミーなのっていう感じでねえ。

 アメリカ人はふだん、くだらないCGアニメ映画ばっかり見てるから、たまにこういう、ふつうの映画を見ると、それだけで感動しちゃうんだろうね。

 ふつうの映画の力と、インドの力。それに対するハリウッド映画の凋落、アメリカ的文化の終焉。

 そういうのをまざまざと見せられた感じで、そういう意味では、なるほどと思わされたですよ。

 ただ、純粋に映画の出来としては、ふつうじゃん。

 インド映画、ボリウッド映画はもっと生々しいし、これほどおめでたくないし(おめでたいのもあるでしょうが)、そのかわり、もっと生命にあふれてるし。

 うーん。

 むずかしいけど。この映画は嘘っぽい。現実はこんなもんじゃない。と、思う。

 その昔……カルカッタ(現コルカタ)国際空港を出たら、外に子供の乞食がいっぱいいて、片脚、片目、片腕がない子ばっかりで、でもそれには理由があったりして。

 そういう世界だと思うんで……この映画はきれいすぎた。

 しょせんはイギリス人が見たムンバイにすぎない。

 それが結論です。

 いちばん、「あれ?」って思ったのは、言葉の違い。最近はアメリカ英語を話すインド人も多いそうだけど、映画のなかで「いかにもインド英語」をしゃべってたのは、でぶの巡査だけだったんだよね。インド英語ってのは、それはそれは強烈だったんだけど。そのへんからして、なんか、どこかで絵空事でしたよ。全体が。

 うちはね。1外がヒンディ、2外がドイツ語という家なんですよ。(^^;

 だから、ある意味でとても身近な映画ではあったんだけど。う~ん。

 ふつうのインドの、ふつうの映画。としかいえないなあ、これは。

 でも、最後にカタルシスが待っていた。

 エンディングのダンス!

 結局、これがないと「インドの」映画じゃないんだよね。つくり手も、そこだけは理解していたようです。できたら、劇中で1回と、エンドロールのあとで1回と、もう2回入れてほしかったけどね。

 このごくふつうのストーリーというか、映画を見てきて、このダンスシーンで、やっとインドを描いた映画なんだな~と、納得できたのですよ。

 主人公のダンスがめちゃめちゃへただったのは、イギリス人だからとのこと。これがいい意味でも悪い意味でも、この映画の可能性であり、限界でもあったのでしょう。

 それでも、最後のダンスを見て、救われた思いがしたのはたしかで。これがなかったら、インドを舞台にした映画としては……ねえ。

 むしろ、これがオスカーをとるという現状が、ハリウッドの惨状を如実にあらわしていると思ったですよ。はい。
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スラムドッグ$ミリオネア

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  • 2009/04/26(日) 21:47:28 |
  • ものぐさ日記

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