東洋亭パーツ館新本店

よがらし日々迷走記

PC生活13年め


 いえ、いまとなっては、正確なことはわかんないんですが。たしか、6月10日くらいが、わが家ではじめてPCが作動した日だったと思うんですよ。1995年の。

 導入したのは、もちろん仕事がらみ。

 この3カ月前から、仕事で新しいスタッフの原稿をあつかうようになったんだけど、当然ながら新スタッフなんで、朱字(アカ字:赤ペンで原稿を修正する作業)が多い。

 どのくらい多いかというと、朱入れに1カ月半かかり、それを版元がファイル上で修正するのに、また1カ月かかるというくらい。

 ろーだんでは、一般的な小説とは違って、用字用語の統一という、雑誌と同じ作業をやってるから、それだけでも膨大な量になるわけです。

 でも、これだけかかったのでは、(当時の)年10冊刊行というのは、事実上不可能になっちゃう。そこで、版元に呼ばれて急遽作戦会議を開き、新スタッフさんについては紙の上での編集ではなく、DTPでいきましょうということになった。

 当時からDTPはあったけど、それは雑誌とか、広告とかの分野であって、小説の単行本を編集の初期段階からDTP化するというのは、たぶん画期的じゃなかったかと思う。これも、ろーだんの制作プロセスが雑誌に近いからなんだけど。

 とにかく、DTPにすれば、たとえば上記の用字も、2日くらいあればできちゃう。

 まあ、そーいうわけで、それまでのワープロ専用機をやめて、いっきにPCを導入する必要に迫られたわけです。

 ただ、この前年あたりから、PC自体には興味があったけど、導入はまだ数年先になると思っていたので、知識がまったくない。(^^; たしかに、『特選街』なんかは見てたものの、それで実用的な知識が身につくわけもなく。

 なので、版元の担当者さんに泣きついて、どーゆー機種がいいか(好みで)選んでもらい、ついでに必要なアプリもリストアップして(つか、「アプリというものが必要」というところから教わった)もらい、文字どおりそのメモを持ってアキバに走ったわけです。

 これがたしか6月2日のこと。当時、アキバ駅前にあった、ロケットの何号店かで、そのメモを見せて大人買い。たしか、ぜんぶで400k以上したんじゃないかな。

 それから1週間後、プリンタなんかもふくめて、8個口くらいの荷物がとどき、その週末にセットしはじめて……動作したのがたぶん6月10日くらいなのです。ふう。長い説明。

 初号機はNECのいわゆる98シリーズ。PC9821-Xp/C8Wというモデルで、おもなスペックは……

CPU Socket 6 intel i486DX4 100MHz
2次キャッシュ 128KB
メモリ 72Pin SIMM 5.6MB!
グラフィック・アクセラレータ オンボード S3 Vision864
HDD IDE ATA33 340MB!
ATAPI 倍速 CD-ROMドライブ
C-Bus 3スロット!
OS Windows3.1、MS-DOS5.0Aかな?

 歴史ですね〜。10世代前だからな〜。

 拡張はCバスですよ。もうだれも知らないって。ヽ( ´-`)ノ

 ともあれ、ここから夢のSOHO生活(笑)がはじまって、早くも13年めに突入。干支も一周しちゃったわけですか。年とるはずだよねえ。

【追記】
仕事用の万年時計で調べたら、1995年6月2日が金曜日、11日が日曜日だから、ぴったり11日が動作記念日らしい。

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