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よがらし日々迷走記

書く道具


 PCWatchの連載コラム「山田祥平のRe:config.sys」。今週は「VistaのWPFドキュメントが示唆する書くための道具、読むための道具」というタイトルだった。

 いちおうWPF形式のドキュメントがテーマなんだけど、このコラムは懐古話がおもしろい。今回も「書く道具」が興味深かった。で、私の書く道具も懐古してみると……

 書く道具。昔は原稿箋とシャープペンだったのが、キーボードになって……もう20年はたつんだね。しみじみ。その昔、プロのライターは鉛筆かシャープペンを使ったもの。万年筆は作家の道具。なぜかというと、かんたんに消せないから。なんと、いまも当時のシャープペンを愛用していたりする。これ1本で数千万円は稼いだはずで、だから捨てられません。

 それが、キーボードに変わりはじめたのは、23年前くらいかな。まず、当時勤めていた編集プロダクションにワープロ専用機がはいり、その翌年には自分で買ったはず。最初に買ったのは、キーが50音配列だったですよ。なつかすい。

 当然、それではものたりないので、1年くらいでシャープの書院に変えて、これは8年くらいで2機使いたおした。実用書はぜんぶこれで書いたし、最初の『ハンドブック』もそう。おかげで、いま原稿のファイルは一部しかのこっていないのがもったいない。

 で、95年にPCに移行して、そのときから書く道具というと、まずテキストエディタ。同業者には、山田さんと同じ秀丸を使う人が多いけど、私はWZ Editor派。ver.1.0から使ってるんだよね〜。秀丸も当初ためしたけど、いくつか設定で不満があって、不採用になった。

 いわゆるワープロソフトは基本的に使わない。表示は横書き。同業者には縦書き派の人も多いけど、山田さんと同じ理由で。やっぱり、このへんもライター出身だからかもしれない。

 もちろん、例外もあって、たとえば文庫のカバー裏のストーリー要約や、折り返しの登場人物一覧。あれは字数が決まっているので、フォーマットを設定してある一太郎で書く。

 ただ、ほかの原稿はワープロソフトじゃ書けないね。テキストエディタにくらべると、コンマ何秒か遅いだけなんだけど、それがストレスになっちゃう。まあ、それこそ慣れなんでしょうが。

 もうひとつ。書く道具で忘れちゃならないのは、IME。私はPC導入当初から一貫してATOK派。だから、ATOK7くらいから使ってるのかな? ユーザー辞書はもちろん当初からのたたきあげで、U1.dicは3MB近くに達しているけど、これがないと仕事にならない。「そるあぶ」と入力すると「太陽系秘密情報局」と変換されるとか、そういうことをやってるから。

 MS-IMEは仕事では一度も使ったことがない。これからも使うことは一生ないはず。クレヨンで原稿書けないもん。そういう感覚。

 キーボードも書く道具だけど、これはNECの9821時代のやつが、いちばん使いやすかった。「=」キーもあったし。そのあと、自作するようになって、しばらくはTWOTOPオリジナルの安いキーボードがよかったんだけど、2000年ごろかな、製造中止になって、その後はいい製品にあたったためしがない。だから、この部分は気にしないというか、安いのを1年ごとに交換して使ってる。いつかいいのがあたるかもしれないから。

 という、書く道具環境でした。

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