東洋亭パーツ館新本店

よがらし日々迷走記

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

INES見直し


 4月にした、この話のつづき。きのうのニュースだけど、IAEAの閣僚級会合で、天野事務局長が「INESは役にたたなかった」と発言したそうで。毎日の「IAEA:原発事故評価見直しへ 「レベル8」新設も」という記事。

 4月13日の段階でわかっていたことだけど、事務方トップが明確にこういう発言をするのは、一歩前進でしょう。

 上のエントリーでは、1~2年後をめどにと書いたけど、もうすこし早まるかもね。

 それにしても、「レベル7ですってよ」と、大騒ぎしたマスコミは、瞬間的にこのくらいの評価ができる判断能力と、その裏づけになるまともな知識を持たないとね。

 そーいう意味では、NHK以外は全滅だったわけで。ヽ( ´-`)ノ

 ただ、レベル8以上っていうのもナンダカナン。もう一度書くけど、福島1とチェルノブイリとのあいだには、評価基準として、いくつも段階がなければおかしい。だから、福島1が7なら(炉の損傷からすると6が相当だが)、チェルノブイリは12とか15とか、そのくらいにしないと。

 あるいは、チェルノブイリを基準に「1」 として、それより以上か以下かで等級をつけていく、みたいな比較のほうが、よりわかりやすいかもしれない。たとえば、福島1は0.7チェルノブイリとか。このほうが直感的に把握しやすくて、結果的に風評被害がすくなくなるかも。
スポンサーサイト

すごいぞ三菱重工


 福島1原発の事故をうけて、三菱重工がすごいものをつくった。 同社のプレスリリース「放射線を遮蔽するキャビン搭載の大型特殊フォークリフトを納入 福島第一原発周辺の汚染瓦礫処理に貢献」より(長いタイトルだ(^^; )。

110427gareki.jpg

 放射線を完全ブロックして、瓦礫を撤去する作業車で、ペイロードは9t。

 で、どうやって遮蔽するかというと、キャビンは完全気密式で鋼板の厚さは10cm!鉛ガラスにいたっては驚愕の23cm!

 うおーすごい。戦艦なみじゃん。そこらの戦車がはだしで逃げだしますよ。つか、無限軌道で逃げますが、ふつう。

 これだけぶあついと、現場で問題になるアルファ線、ベータ線はもちろん、ガンマ線もキャビンまではとどかないわけで。 つまり、スタッフはまだ状況が見えない段階で、最悪の事態でも対応できるように設計したんですね。おみごと。

 メカとしてもすごいけど、これを45日で企画・設計・製造しちゃうところが、なによりすごい。先見の明があるし、それを実現する行動力もある。さすがは世界に誇る三菱へう゛ぃー・いんだすとりーずだけのことはあります。

 以上、ネタもとはROCKYさん。

これが決定版かな


 放射線におびえる情報に不自由な人たちヽ( ´-`)ノに対しては、これが不安を払拭する決定版になるかも。

 ウォールストリート・ジャーナル日本版のコラム「風評にどう対処?―60年代の放射線量は1万倍だった」という記事をひとつ。

 私もこの数値は、うろおぼえながら知ってたんだよね。「生まれたころの放射線量は2万倍」と、漠然とおぼえてただけなんだけど。 ただ、昔に見た記事なんで、どこで読んだかも忘れてて、だから書けなかったのでした。

 じゃ、なぜ50~60年代の放射線量が異常に高かったかというと、もちろん原爆を実際に使ったり、原水爆実験をばんばんやったから。

 当時はセシウム137なんてのはひよっこで、ストロンチウム90からプロトニウム239まで、まんべんなく濃密に世界じゅうに撒き散らされていたのだった。

 じゃ、当時の人類、つまりわれわれが重篤な放射線障害に悩まされているかというと、答えはノー。

 現在問題になっているのは、当時の数千分の一? くらいの量なわけで、だから心配するほうが間違ってる。

 そういうことです。

 こーいう感じで、ちゃんと情報を持っていれば、煽るマスコミを嘲っていられるというものです。

 ウォールストリート・ジャーナルも、この部分を世界じゅうに配信すればいいのに。ねえ。

 しかし、そうかー、気象庁の資料だったのかー。なんとなく「大阪府の1960年の土壌中放射線量が、福島の最大値の1万倍くらいだった」っていう記憶があって、大阪方面ばっかり調べてたんだよね。

 考えてみれば、大阪だけじゃなくて、世界じゅうでこの数値だったわけで、べつのキイワードを考えればよかったと、反省しきり。

 ついでに、後日譚というか、「日米虚報合戦」の追記をひとつ。

 来日した海兵隊のCBIRF(シーバーフ)のみなさんですが、ずっと横田基地にいて、福島にすら行ってないとのこと。ヽ( ´-`)ノ

 ルースが設定しちゃった「非科学的な」(ウォールストリート・ジャーナル)50マイル・ルールに縛られているという、自縄自縛のお粗末。

 情報というのは、そういうものということで。

援竜、使えないかな


 福島1の1~3号機で、使えるような気がするけど。テムザックのT-53援竜。

enryu02.jpg

 ビグロに似た憎いやつ。以前の紹介記事はこちら

 もちろん、素人があれこれいうことじゃありませんが、iROBOTのよろよろしたのにくらべたら、はるかに実用性が高いでしょう。

 仕様はテムザックのこちら。アームの保持重量がわかんないけど、瓦礫を排除しながら、通路を確保するのには、最適じゃないでしょうか。

 まだ、報道にこの名前がないんで、一部スペックを満たさないのかもしれないけど、あのエアロックを通過できるなら、おすすめでしょう。

つくば、地に墜ちる


 あちこちで出てるけど、とりあえず読売の「つくば市、福島からの転入者に放射能検査要求」を。

 学術・研究都市、特例市、業務核都市の名誉にかけて、この担当者は即時懲戒免職をもとめる。それ以外はありえない。ギロチンとか、それ「以上」はありだけど。

 それができないのなら、 学術・研究都市、特例市、業務核都市の名を返上するほかない。

 市長も引責辞任が妥当。これで、誇らしいつくばの名は地に墜ちた。

 そのくらい、ひどい。言語道断。

 今回の震災で、最悪のニュースだ。つくばは地に墜ちたどころじゃなくて、汚辱にまみれた。「よりによって」という意味において、まったくとりかえしがつかない。

 このまま「お咎めなし」だとすると、もうだれもつくばのネームバリューなど信じない。つか、信じてはいけない。

 名誉を守ってくれ! >つくば。

レベル7っていうのはねえ


 きのう、日本政府が福島1の事故の評価を、INESの基準にもとづいて、レベル7に変更した。

 これはねえ。

 私には高卒程度の自然科学的認識力がある(笑)。その目で見ると、INESの基準がおかしいとしか、いいようがない。

 INESでは「放射性物質が広範囲にひろがった場合」をレベル7にしていて、この基準でいうとたしかに7なんだけどね。 じゃ、この事故がチェルノブイリなみかというと、質からしてまったく違う。規模もせいぜい1~10%程度だし。

 なのに、ふたつを同列にあつかうっていうのは、明らかに基準が間違っているわけ。つか、そもそも科学的じゃない。科学的検証をともなわないんだから、むしろ非科学的といったほうがいい。

 したがって、1~2年のうちに新しい基準をつくって、事故を再評価しなければならない。

 という話を、ゆうべとーこちゃんに滔々として、例によってうざったがられていたんですが(笑)。

 でも、やっぱりそう思っている専門家が多いようで、ロイターが記事にしていた。「福島原発事故「レベル7」、専門家は評価制度に異論」という内容。

 これが正しいよなあ、当然ながら。福島1を7にするなら、チェルノブイリは15くらいが妥当でしょう。ふつうに考えて。

いってるそばから


 釣られてるのが多数いるらしい。

 スポニチアネックスの速報「震災後2400万円荒稼ぎ 健康食品業者逮捕「被ばくに効果」とゆー記事。

「プレミアムゼオライト」っていう商品で、逮捕されたふたりのサイトはもう削除されていたけど、共犯者らしいのがいくつかのこってる。こことか、こことか。まあ、1日もすれば削除されるでしょうが。

 チェルノブイリ事故で子供に飲ませたとか、飲むマイナスイオンだとか、ルルドの泉と同じ水とか、小学生でもわかりそうな嘘にひっかかっちゃうんだねえ。

 それにしても、2400万はすごい。1本7200円だから、3000人くらいが釣られた計算か。のこってるブログの日時から見て、29日から4月1日までで売りあげたようだから、ある意味、すごい反響かも。ヽ( ´-`)ノ

 これは類似品がいろいろつづきそうであります。

【追記】
時事によると、購入者は「1000人以上」とのこと。なるほど。買い占めに走ったわけですね。そうでしょうとも。

デマゴーグの出番


 きのうの虚報に関連してのお話。

 デマゴギーというと、いわゆる陰謀説のほか、ホメオパシーやにせ科学、UFOというところがメジャーになるわけで、震災みたいな非常時には、こういったデマを撒き散らして利益を得ようとする人間、デマゴーグが湧きだしてくる。

 とくに、今回は放射性物質っていう、なかなか理解しにくいものや、そこから派生して飲料水の安全性なんかが話題に登場するから、デマゴーグたちはここぞとばかり、暗躍しているらしい。

 とはいえ、さすがにUFOネタはないようで、ホメオパシーと水が中心、EM菌もまじってるって感じですが。

 こういうにせ科学を告発しつづけているのが、秘密結社のメンバーでもある大阪大の菊池誠さん。そのきくまこさんのブログ「kikulog」には、「地震・津波・原発便乗ニセ科学」というエントリーができている。

 とくに、水については心配する人もいるかもしれないので、上記のエントリーに目をとおすといいんじゃないでしょうか。

 ほかにも、今回の原発事故で不安や疑問があれば、kikulogのエントリーをいくつか読むと、すこしは安心するかも。逆に、もしこれをして「陰謀だ!」といっちゃう人間は、まずまちがいなく精神を病んでいるでしょう。

 このなかでひとつ、おもしろかったことを紹介すると……

 ホメオパシーってのは、あれです。毒物をすごく稀釈して飲むと病気が治るっていう、インチキなわけですが、その論理でいくと、プルトニウムかなんかをうんと稀釈して飲めば、放射能が襲ってきても安心! っていう結論になるわけですよ。(´・ω・`)

 という指摘をしていた方がいて、非常に卓越した解釈だなと、感心したりしました。はい。

これも虚報


 前エントリーのつづきになるから、ちょっと書いときましょう。

 読売の 「日本で公表されない気象庁の放射性物質拡散予測」という記事や、これに類するお話。

 こーいうのを見て「政府はなにかかくしている」って考えるのは、まったくの間違い。

 この拡散予測、じつは役にたたないのですよ。データ的に。

 なぜか。大気中に飛散する放射性物質の濃度がわからないから。

 でもって、放射性物質の濃度が発表されないのは、基準値に達していないから。

【以下、加筆修正】

 ゆうべ、大気中に現在も飛散している放射性物質が、かぎりなくゼロに近いと書いたけど、これはすこし事実と違うので修正。

 ゼロに近いのは、私が住む埼玉地方での話。福島1周辺では、一定量の放射性物質が土壌から検出されていることから、データはないものの、飛散があるのは事実です。

 空中に飛散した放射性物質のうち、埼玉や金町浄水場に到達したものは、おおざっぱにいうと、13~17日の福島1、1~4号機の水素爆発その他によるもの。それ以後の飛散は、ゼロにひとしいほど微量と考えていいのです。いまのところ。

 いま、海中に漏出している放射性物質汚染水とは、まったく次元の違う話だってことも、お忘れなく。

 だから、これは「政府がなにかかくしてる」というのとは、まったくべつの、「発表する必要がとくにない、学術的なデータ」ということなのであった。

 それを、鬼の首をとったように書きつらねる新聞こそ「呪われてあれ」なのです。この記事に関しては、それ以外のなにものでもありません。

 つか、こーいうもともとオープンになってる情報を、いまさらなんでネタにするんだろうか? まったく理解できない。アジテートしてるとしか思えないぞ >読売。

日米虚報合戦


 ふだんから、海外メディアはよく見てるから、大震災に関するすさまじいアジテーション記事の数々は知っていた。でも、きょうになって、なぜ虚報を連発するか、謎が解けたような気がする。

 あさ、『めざましテレビ』で、「アメリカの誤報・虚報大特集」をやってた(いや、そういうタイトルじゃありませんが)のを見て、ひとつ気づいたのよ。とくに、番組でとりあげていたABCの記者が、その典型だったんだけど。

 海外メディアの発想の基本には、「日本政府がなにかかくしている」っていうのがあるのね。いわゆるひとつの、政府陰謀説であります。にせ科学やホメオパシーなんかとならぶ、典型的デマゴギーね。

 その政府隠謀説を、記者自体が信じちゃってるわけ。これじゃ、まともな取材ができるわけないっしょ。

 だいたいですよ。アメリカ政府はともかく、いまの日本政府に、

 隠謀をめぐらすだけの知恵や能力がある

 と、本気で考えること自体、もう思考停止状態なわけで。ヽ( ´-`)ノ

 船橋に住んでる義妹によると、近所でもCNNしか見ない人間がパニックにかられてるそうで、いとあはれ。ヽ( ´-`)ノ

 もっとも、虚報は海外メディアだけじゃなくて、日本のメディアもお盛ん。同じくけさ、みのもんたや小倉なんとかの番組で、アメリカ海兵隊の特殊部隊がくるって話を、すごく重要なことみたいにしゃべってて、思わず噴きそうになった。

 読売のこの記事なんかもそうだけど(この記事自体はわりと客観的)、くるのは海兵隊なんだってば。戦闘部隊。

 このチームは地下鉄サリン事件を契機に組織された、核兵器、生物・化学兵器、放射性物質などを使ったテロルに対抗するためのもの。 だから、たとえば原発でいうと、原発にたてこもったテロリストを排除するのが主任務で、 人質解放もサイドメニューにははいってるけど、原発事故の専門家では、決してない。そういう部隊。

 もちろん、原発について、ある程度の知識を持つ人間もいるそうだけど、せいぜい分隊規模でしょう。10人程度。

 なのに、「アメリカからスーパーマンがやってくる」みたいな報道しかしないわけで。

 小倉、みのりかわとも、世代的に騎兵隊ドラマの見すぎなんでしょう。きっと。リンチンチンとか。ヽ( ´-`)ノ

 まあ、日本のほうは無知なだけだから、海外の無理やりな捏造記事にくらべれば、他愛ないっていっちゃえばそれまでなんだけどね。ヽ( ´-`)ノ

 それでも、こっちもいとあはれ。

 これとか、これとかにつづく。

FC2Ad