東洋亭パーツ館新本店

よがらし日々迷走記

エアバス社A400Mロールアウト


 ここんとこ、ひこーきネタが多いですが。

 きのう、エアバス社初の軍用輸送機A400Mがロールアウトしたそうだ。

A400M.jpg

 計画開始から苦節四半世紀、奇蹟のように完成したけど、その将来はかぎりなく不安、というところかな。それでも、盛大なロールアウト・セレモニーがあった。こちら

 一瞬、プロップファンかと思うけど、どうやらふつうのターボプロップらしい。というと、あまり新機軸はなさそう。とはいえ、5年後くらいに、PKO部隊の輸送で、この機体がニュースに載る日がくるかも。

異次元の戦闘機


 Flightglobalのブログ「Red Arrows & F-22 Raptor Formation」より。

RAs_F22.jpg

 RAF(イギリス空軍)のアクロバットチーム「レッドアローズ」とフォーメーションを組んで飛行するF-22ラプター。

 こうしてならべると、レッドアローズの使用機が、もう旧式に属する練習機BAeホークということもあって、同じ航空機とは思えませんな。F-22はそれほど好きじゃないんだけど、こうして見ると、あらためて異次元の戦闘機という感じであります。

 だからといって、日本に導入する必要があるとは思いませんが。グリペンがいいよ。当面、グリペン「で」いいというか。

 こないだ、同じブログに2025年のアメリカ海軍の機種選定(F/A-XX)という記事が載ってたんだけど、もう無人機ですってよ奥さま。(((( ;゚Д゚)))

冥王星の分類名決定


 おととし話題になった冥王星の降格問題のつづき。というか、解決編。

 国際天文学連合(IAU)では、準惑星のうち、冥王星をはじめとするカイパーベルト天体、オールト雲天体を、Plutoidと呼称すると決めたそうだ。きのうの時事通信の記事はこちら

 プルートイドかあ。プラネトイドとやや間違いやすいけど、まあいいんじゃないでしょうか。日本語表記の冥王星型天体も、とりあえず間違いようがないのはたしかだから、無難な線ということで。

 でも、そうすると、Plutoid以外のDwarfplanetはセレスだけになっちゃうね。このあと新しく発見されるとも思えないし。というと、ドワーフは自然消滅する運命かも。

 ちなみに、当パーツ館の過去の関連記事はこちら

GINA !


 またまた先輩のNさんこと永瀬唯さんから教わった、すごい最新メカ。

 

 BMWの新コンセプトカー、GINAだそうです。

 こいつは……すごすぎる。全身が特殊な布張りで、あっちこっち変身するんですよ。しかも、目は光るし、眉間が割れてエンジンが出てくるし。ウィンクもできそう。

 いやいやいいものを見せてもらいました。

2030年の挑戦


 たまには趣味のひこーきの話なんぞを。

 こないだ、先輩のNさんがmixiで、いいひこーきの写真(想像図だけど)を掲載してました。で、いいな〜と思ったものの、どこに転がっているか聞くのはくやしいので(笑)、そのまま放置していたわけですが。

 それをけさになって思いだして、ためしに自力で探してみたところ、そこは蛇の道。20分くらいで見つかったですよ。(´・ω・`)

BWBlarge.jpg

 これ。見つけたのはflightglobal.comのこちら

 これはなにかというと、ボーイング(実際には、ボーイングと合併したマクダネルダグラスの、ファントムワークスという開発チーム)がNASAと共同研究している Blended Wing Body Concept 実験機X-48Bの旅客機型の完成予想図であります。

 ぶれんでっどういんぐぼでぃこんせぷとというのは、1960年代から研究されている、胴体と翼を一体化する技術概念で、説明するとはてしなく長くなりますが、たとえばB-1Bではじめて大々的に導入されたやつであります。

 それをファントムワークスがこつこつと研究しつづけてきて、全胴無尾翼機(B-2みたいなやつ)として発展してきているのが、このB-48Bでして。

ED06-0201-2.jpg

 こういうやつですな。NASAに行くと写真もいっぱいころがってます。こちら

 動画もあって、これは2006年の初飛行のダイジェスト。

 こーいうかっこなんで、いちおうスカイレイSkyrayというニックネームがついてます。フライマンタとしないところが奥ゆかしい。もっとも、スカイレイというと、ふつうこっちを思いだすわけですが。

F4D-2.jpg
F-4D-1

 閑話休題。で、このB-48Bというか、BWBの長所は、まず静粛性。騒音が相対的に低い。で、燃費がやたらにいい。さらに、大型化が容易。ということで、旅客機としてのセールスポイントになりそうなファクターを、ずらっとそなえているわけです。

 本来、ファントムワークスは軍用の次世代技術を研究するチームなんだけど、そーいうわけで、これは旅客機にぴったりということで、最初に紹介したような完成予想図が生まれたわけであります。やっぱり説明が長くなってしまった。

 でね、こーいうのが実現すると、ひこーきの概念って一変するよね。(^^)

 実際に実現するかどうかはわからないけど、こーいうのを見ると、ぐずぐずした梅雨空でも、血わき肉おどります。はい。

 わしがエアバスA800にぴくりとも反応しないのは、もともとエアバス嫌いというのもあるけど、真の「人類の革新」はこのスカイレイみたいなものだと思っているからです。人じゃなくてひこーきですが。

 A800はヨイトマケで、ただでかくしただけじゃん。下品なんだよね。

 という感じで。(´・ω・`)

【追記】
忘れてましたが、タイトルはケムール人とはぜんぜん関係ありません。ヽ( ´-`)ノ
これ、2030年に就航予定とされてるのです。サイレントジェットと呼ばれて。それについての記事はこちら

リールの鷲


 小ネタをひとつ。

 ゴルフにはぜんぜん興味がないけど、アメリカでマスターズをやってたようで。その優勝者の名が、トレバー・イメルマンになっていた。スポニチアネックスより。

 ぴんときて、オフィシャル・サイトを見てみたら、やっぱり Immelmanでした。

 インメルマンですよ。「リールの鷲」の。または、「ブルーマックス」のほうが有名か。

 つまり、「レッドバロン」マンフレート・リヒトホーフェンや、「戦闘機の父」オズワルド・ベルケとならぶ、WWIにおけるプロイセンの撃墜王。まあ、いまのヲタだと「インメルマン・ターン」の、といったほうがいいでしょうが。

 もちろん、このトレバーがマックスの末裔かどうかはわかんないけど、なんだかなつかしい名前に会った気分。

 ちなみに、wikipediaなんかでは、インメルマン・ターンを開発したのはマックスと書いてありますが、これはよくある間違い。本人は一度もこういう機動をやってません。つか、乗機フォッカーEでこの機動は無理だったのでした。

 当時、マックスが多用した機動は、現在「ハンマーヘッド・ターン」と呼ばれるもので、WWIのころ、プロイセンではこれを「インメルマン」と呼んでいたとのこと。とはいえ、これもマックスが開発したものではないので、けっこうややこしい。

 だから、あくまでインメルマンにリスペクトした命名ということで。じゃあ、だれが命名したかというと、よくわかりませんが。

エンデバー、あがった


 リフトアップから4分経過。さっきブースター切りはなしに成功して、ぶじリフトアップした。

 10分経過。外部タンク切りはなし成功。どうやら、打ちあげ成功のもよう。

 こーいうのはNASA-TVを見るのが便利。こちら

ジュール・ヴェルヌ


 今年はジュール・ヴェルヌ生誕180周年だそうで、それを記念して欧州宇宙機構が無人宇宙機「ジュール・ヴェルヌ」を打ちあげたそうだ。JAXAのリリースはこちら

 信用しないでね。嘘ですから。

 もちろん、嘘なのは「それを記念して」という部分だけ。「嘘は99%の事実に1%ひそめることで、リアリティが増す」といったのは、南光坊天海だったか。これも嘘。

(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)

 なんだか、仕事する気になれなくてねえ。月曜日は。ぐだぐだとどーでもいい話を書いていたいのよ。

 ESAが打ちあげに成功した「ジュール・ベルヌ」は、JAXAのこの説明のとおり、「無人補給機(ATV)」と呼称されるが、実際は補給だけじゃなく、ISSの軌道修正もやっちゃうという、「多用途ミッション機(AMMV)」とでも呼びたいような、すてきなおもちゃ宇宙機なのでした。

 物資補給も重要だけど、ATVでいちばん特徴的なミッションは、たぶんリブーストでしょう。これはISSにドッキングした状態で、搭載する複数のスラスタを使ってISS全体を「持ちあげる」というミッション。早い話、一種の軌道修正です。

atv_reboost_l.jpg
©ESA/D.Ducros

 こーいうイメージで。

 ISSも宇宙ステーションといいながら、人工衛星と同じ原理で周回軌道をめぐってるわけで、いってみれば「カツ入れ」をしてやらないと、そのうち落っこちてくる。でも、たとえばシルバースター(笑)なんかみたいに、自力航行能力はないから、こーいうシステムが必要になるのですね。

 つか、これだけでかい構造物なのに、搭載するスラスタは微調整用のバーニアだけなんで、どうやって軌道を維持するんだろうと思ってたら、こーいうものが計画されてたのね。これはヴェルヌの名にふさわしい(なんでだ?)画期的な機能だと思います。

 ただ、この初号機はジュール・ヴェルヌと命名されてるけど、2号機以降がどういう名になるかは不明。やっぱり、H・G・ウェルズ? そうなると、3号機の命名をめぐって血の雨が降るかも。(^^)

 フランスはまさかピエール・ブールとはいわないだろうが、シラノ・ド・ベルジュラックを強引にねじこんでくる可能性は否定できないし、イギリスはアーサー・C・クラークを主張。いや、むしろJ・G・バラードか。

 すると、「いやいや、ヴェルヌ、ウェルズときら、次は当然ヒューゴー・ガーンスバックでしょう」と、アメリカが横槍を入れてきたりして。

 そーすると、ドイツもハンス・ドーミニクを入れてよっていってくるかもしれないし、ロシアは……だれだろ、エフレーモフ? イタリアはイタロ・カルヴィーノ? 日本もいちおう、ジュウザ・ウンノとかいってみたりして。ヽ( ´-`)ノ

 すんません。どうも不調だ。

【追記】
上にあげたイメージ映像を見てて気がついたんだけど、このやり方だとISSの各接合部に、かなりの負荷がかかりそうじゃん。もちろん、計算してやってるはずだけど、とくに末端部に近いソラーパネルの接合部なんか、いかにも強度がなさそう。

とゆーわけで、相いかわらず仕事に身がはいらないわけですが。(^^;

WK2とSS2


 すでに旧聞に属するけれど、知ったのがつい数日前なので。

 先週末、久しぶりにスケールドコンポジッツ社のサイトに遊びにいったところ、ヴァージン・ギャラクティック社による史上初の民間「宇宙旅行」に使用するスペースシップ2(SpaceShip Two=SS2)と、その母機となるホワイトナイト2(WhiteKnight Two=WK2)の運用予想図などが、1月23日付でアップされていた。

 ヴァージン・ギャラクティックのリリースはこちら

 で、まずWK2とSS2の運用予想図から。

WK2-SS2

 原型機のWK1&SS1とくらべると、かなり印象が変わった。

WKsso02a.jpg

 ほぼ同じアングルで見くらべると、違いは明らかで、WK1のコクピットは機体中央胴にあったのが、WK2では左右胴のどちらかに移動している。たぶん、どちらかが操縦席で、どちらかがカメラクルーなんかの乗るペイロードスペースなんじゃないかと思う。

 エンジンも中央胴上のポッド式双発から、翼下ポッド4発にかわり、尾翼は特徴的なT字翼から、平凡な中翼配置になった。

 正直いって、ルータン好みの優美さはかなり失われたけど、これは大型化のためだと思う。この画像ではわからないけど、たしか2は1の倍の離陸重量になっていたはずだから。

 ちなみに、ヴァージン・ギャラクティックでは、ホワイトナイト2を「マザーシップ」と称するらしい。なんか陳腐な名前だねえ。

SpaceShipTwo Feather 1

 これがSS2単体の想像図。大気圏再突入にそなえて、主翼をおりたたんだ状態。このスタイルを見ると、多分にスペースシャトルを意識している感じ。

Sir Richard Branson and Burt Rutan

 ミニチュアモデルを前にご満悦の、ヴァージン・グループ総裁リチャード・ブランドン(左)と、スケールドコンポジッツのバート・ルータンさま。

Galactic Girl

 でもって、ヴァージン・ギャラクティックのマスコットはギャラクティック・ガールというベタな名前だそうで、モデルになっているのはエヴァ・ブランソンというから、総帥の娘か孫なんでしょう。

 ただ、身内でいちばんウケたのは、じつはこれらの画像のすみにある、統一ロゴらしきものだったりして。たとえば、上のイラストの左上にあるやつ。

galact-logo.jpg

 こういうので、好き者ならだいたい、ひと目でわかると思うけど、航空宇宙史においてエポックとなった機体。上から、SS2、SS1、アポロ11のイーグル、ボーイング747、ベルX1、スピリッツ・オブ・セントルイス、いわゆるライト・フライヤー。SS2と747以外は、スミソニアン航空宇宙博物館に実機が展示されているので有名。

 なのですが、問題はいちばん下。どうやら、古いオーニソプターらしいんだけど、どうしても正体がわからないのですよ。

 リリエンタールのオーニソプターとか、それらしい候補は出たけれど、どれも該当せず。特徴として、尾翼がないんだけど、尾翼のないオーニソプターというのが、見つからないのです。

 で、まあ、ここは人類の空を飛ぶ夢をあらわすっていう意味で、イカロスじゃないかという説におちつきかけたんですが、そこで驚愕の新説が登場。ガッチャマン! 大鷲のケンじゃないかというのですね。

 たしかに、拡大してみると、

ken.jpg

 こりゃ、大鷲のケンだわ。orz

 ご協力いただいた秘密結社のみなさま、どうもでした。

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いまいちばんの映像


 身内でいま、いちばん注目を集めている映像は、『キューティーハニー THE LIVE』ではない。たぶん。JAXAというかNHKが小出しにしてくる、月調査機かぐやが撮影した月面や地球の映像だと思う。たぶん。

 まず、7日に公開された月面の映像が、なんというかツボにきていて、きっとみなさん萌えまくったと思われ。プレスリリースはこちら。映像の直リンはこちら。映像のリンクは、いまでも、かなり混雑してます。

 いやもうなんていうか、「ツァラトゥストラ」か「ドナウ」が聞こえてきそうというか。実際はなぜか「ヴァルキューレ」だったんですがね。ある意味、とっても感動的で。

jaxa0001.jpg
(c)JAXA/NHK

 つづいて、きょう公開されたのが、月面から見た地球の出と入り(上写真は入り)の映像。リリースはこちら、映像はこちら。こっちはホルストの、なぜか「木星」あたりのイメージですが。

 こうやって、たぶん週に1回くらいのペースで新しいリリースがあるようなので、お好きな方はJAXAのチェックを忘れずに。私はもともと、ブックマークにはいってます。

 そーいえば、きょうの映像はむちゃくちゃCGっぽかった。(^^; 大気がないから、こういう映像になってあたり前だし、デジタル処理した映像なんで、そう思うほうが自然なんだけど、なんとなく笑えたりして。(^^;

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