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東洋亭パーツ館新本店

よがらし日々迷走記

新ブログ、開設しました


 長らく留守にしてまいりましたが、このたびいろいろあって、新ブログを開設致ししました。

http://meisoutei.blog.fc2.com/

 今後はここで駄文をさらしてまいりますので、今後ともよろしくご御愛顧を賜りたく。m(__)m

 タイトルがねえ、むちゃくちゃなんですよ。

「夜鴉迷走亭パーツ館 シーズン3」っていうんで。

 でも、これこそがパーツ館グループの愚の骨頂、ぢゃない、真骨頂なんで。

 なにとぞ御容赦・御海容・お見知りおきのほどを。よろしくしく。(TnT)

【追記】
当新本店はこれにて更新を停止致します
長年の御愛顧、ありがとうございました
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閉店のお知らせ


 20年以上つづいてきた東洋亭ですが、きのう、重要な粗相が発生し、お客さんに多大なご迷惑をおかけしたため、継続は無理と判断して、店仕舞いすることにしました。

 もうなんというか、身から出た錆で、どうしょもないというか。

 つきましては、当ブログも東洋亭の名でつづけるわけにはいかないので、非常に唐突ではありますが、本日をもって更新を停止します。まあ、落とし前です。

 長いあいだご愛顧ありがとうございました。

 また、しばらくしてべつの名でブログを再開するかもしれませんが、そのさいにはこちらでまた告知しますので。

本日東洋亭

toyotei.jpg

 古い看板ですが。

 本日は久しぶりに東洋亭やります。おやじ戦隊の司令官の命令です。ぉ

 最近は年のせいで、大人数のお客さんに対応できなくなっているため、細々と親族だけでやります。すいません。

 まあ、親族といっても、みんななんちゃってですが。よーいっちゃんはなんで親族なんだ? ああ、シマダだからか。(^^;

 しかし、この看板、結婚記念にもらったから、もう23年も前のやつなのか。するってえと、東洋亭は25周年?

 恐ろしいことであります。

息ぬき


 きのう、ぼんやりとホッピービバレッジのサイトに行ったら、

hoppy.jpg

 こんなんありました。(・∀・)

 なんつーか、この力のぬけたところが、非常にうれしいというか。

 3代め社長、ご本人はそれほどセンスがいいとは思わないけど(いやだからその)、とにかくできることをなんでもやってみようという姿勢をつらぬくと、いい人材も集まってくるっていうことなんじゃないかと思いますです。はい。

 なんだかとてもいい感じなんで、週末限定でこれを壁紙にしたりして。
 
 あしたのメインは数ある名酒をさしおいて、ホッピーにすっかな。

 あとで買ってこよっと。ノーマル3本、黒1本。

ぞくぞくと


 あちこちから酒が到着ちう。(^^)

sasa00.jpg

 写真はその一部です。

 問題はすべてを冷やさないとならないことだが。クーラーボックスは実家に送っちゃったんだよなー。

 まあ、なんとかなるでしょう。少人数だし。

Toska Square 閉店


 Toska Squareといっても、知らない人はぜんぜん知らないわけですが。

 トスカというのは、組立収納家具のロングセラー、LB1000をつくってるメーカーで、その直販サイトがToska Squareなのです。

 そこに、閉店のお知らせが。

toska.jpg

 うちはLB1000で収納スペースを統一していて、これまでに推定130万くらい使っているというLBスキーなので、一瞬「製造中止か? もう発売から20年以上たってるし」と、愕然としたんですが、どうやら直販サイトを閉めるというだけのようで。

 今後は販売会社の「ヒガシ」というところが、これまで同様に対応するとのことで、まずはひと安心でありました。

 見ると、ハンズなんかの売り場もちゃんと維持されているようで。

 しかし、LB1000がなくなったら、ほんとに困るだろうな。

阿波おどり杯は中止


 台風6号が停滞しているため、第6レース以降は中止になった。しかも、順延もなし。つまり、5レースまででおしまい。

 たしかに、1レースなんか、バックがぜんぜん見えないくらいの降り方だったからね。よくやるよってな感じだったけど、やっぱり無理だよね。

 それにしても、記念が途中で中止になった例って、記憶がないんですけど。もしかして、すくなくとも4日制になってからは初?

ホンダジェット営業中


 けさ、久しぶりにホンダジェットのことが新聞に載ってた。 朝日のが見つからないので、読売のこちら

 今回のニュースは、本格量産開始に向けて、工場を公開したとのこと。 いまはたしか、量産2号機がFAAの型式認定に向けて耐久テスト中、量産3・4号機がアビオニクスなど装備のテスト中とのこと(どこで読んだか忘れた)。

 で、型式認定を取得したら、本格量産にはいって、2012年秋から引きわたし開始というスケジュールだそうで。

HJ-101.jpg

 しかし、微妙にいい機体であります。自然層流ノーズはペリカンみたいというか、ハンドレページ・ヴィクターみたいというか。

 エンジン・ナセルをとりつける支持架というか、これでもパイロンでいいのかな? これがすごく微妙な形状で。

HJ-103.jpg
(c)Response.jp

 これも自然層流に考慮した形状なんでしょうね。このへんがどうなってるのか、非常に興味あるところですが。

 そろそろプラモデルが出ませんかねえ。(´・ω・`)

スキトール、ガンデン、セリーナ


 川口31期のデビュー・シリーズがぶじ終了。

 3人ともオール連対はある意味、業界のしきたりみたいなもんだけど、実際に全員がオール連対するというのは、かなりめずらしいんじゃないだろうか。とにかく、試走でガチガチになって落車する選手がけっこういるくらいで。

 さて、きょうの3人タイムを。

スキトール 試3.51 上3.542 ST.0.17
55ガンデン 試3.41 上3.535 ST0.24
セリーナ  試3.47 上3.535 ST0.15

 ガンデンはスタートこそ失敗してるけど、仕上がりも走りも、やっぱり別次元でしょう。

 スキトールは3走とも、ぬかれそうでぬかれないレースで、そういう意味では安定してるかも。

 サトマヤは調子を上げてる感じで、たぶん、きょうがいちばんいい走りだったと思う。

 とにかく、無事故完走でなにより。

 ところで。

 きのうのサトマヤ初勝利については、トヤ子さんの特設ブログこーいうエントリーがあった。

 うわー、孤狼・岩田や永井がねえ。永井は坂井の親方でもあるし、身長がない選手の乗り方を教えておかしくないけど、職業・一匹狼の岩田行雄が、新人のヘルメットをいじってやるとは。

 なんつーか、岩田スキーとしては、じーんとしちゃいましたよ。

 しかも、それを持って控え室に走る、親方の吉田幸司。・゚・(つД`)・゚・

 これはもう、サトマヤ19歳。ビッグにならないとね。

 ちなみに、トヤ子さんの特設ブログは、きょうでグランドファイナルになるとか。さっき中継でいってました。

『異星人の郷』が星雲賞受賞!


 去年10月に出たマイクル・フリン『異星人の郷』

sato000.jpg
嶋田洋一訳 東京創元社

 なぜいまこの本かというと、先日、星雲賞が発表されて、この作品が海外長編部門賞を獲得したから。

 星雲賞は例年、SF大会で発表されていたが、今年は試験的に、この時期の発表にしたとのこと。

 意外にも、嶋田洋一さんの長編部門受賞は、これが初だそうで、やあめでたいということで、こうやってひっぱりだしてきたわけです。

 いま気がついたけど、帯に書いてある「宇宙船が墜落」は、ちょっと微妙だね。「乗り物が漂着」が正しいんじゃない?

 という話はおいといて。

 14世紀、ドイツの上ホッホヴァルト地域にクレンク人という異人たちがやってきて、その異人と地元人間の交流を、司祭の視点から描くという、そーいうストーリー。 ネタバレになってないよね。(^^;

 えーと、私が読んだのは今年の1月。前半はとにかく非常におもしろい。

 この、中世ドイツの描写っていうのが、じつに生き生きとしていて、しかもほぼ史実どおりに描かれているのが、まず第一のツボ。

 で、このルネサンス前夜というのは、とにかく「暗黒の中世」っていう認識が強かったんだけど、そうじゃない。中世なりにすごく論理的にものごとを考えていたり、類推したりして、結局この異星人をうけいれちゃうっていうのが、ある意味でこの作品のいちばんすごいところ。これが第二のツボ。

 さらに、これは現代SFなら当然だけど、クレンク人のつくり方も巧妙で、進化の過程から肉体的な特性、そこにひそむ悲劇の萌芽、みたいなものも非常にうまく書きこんである。

 そして! 村の人間たちとクレンク人が手を結んで、快進撃するあたりになると、なんつーかローダンっぽく痛快で(笑)、これが第三のツボ。

 という感じで、好き者のツボを押さえまくった作品になっているのであります。

 創元社さんもきっと増刷すると思うし、これを機会に、濃厚な本格SFもどうぞ。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 これで終わりなら、読了した1月の時点でブログに載せてるわけですが、ぢつはすこし気になる点もあったりして。(´・ω・`)

 なんというか、小説のプロットがきっちりしすぎているんですよ。そのため、後半の途中から、予定された滅びに向かっていくところで、先が見えちゃうぶん、痛いのね。

 そこまで痛快だっただけに、なんというか、読み進むのがつらくなっちゃったのも、事実であります。まあ、実際は勢いで最後まで読んじゃったわけですが。

 ひと言で表現すると、「ここまで律儀に描かなくてもいいんじゃない?」って感じで。

 とくに、この作品は日本でいう「伝奇」的な手法をもろに使っているわけで、それなら最後の収束部分も、伝奇的にやったりすると、もっと読後感がよかったんじゃないかと思うのです。つまり、曖昧に、ということかな(笑)。たぶん。

 それでも、中世パートはまだいいんだけど、現代パート(というのがあるのです)がどうももっさりというか。本音でいうと、このへんがすっきりしなかったのです。はい。

 とはいっても、それで作品の価値が下がるというような問題じゃありません。その点は保証します。

 むしろ、欧米人には伝奇は書けないんだろうなあと、そのへんのメンタリティの違いを認識しちゃったのが、かえっておもしろかったりして。